「芝浦は中古在庫が積み上がり軟調」というようなことが書いてあった。
さて、実際どんなもんだろう、ということで7月の芝浦アイランドの
売り出し価格を調べてみたら、、、あまり下がっていないように見える。
まず、売りに出ている戸数が、前回調べた5月末日時点よりも少なく、
ケープタワーが20戸(前回は28戸)、グローヴタワーが17戸(前回は25戸)。
ケープタワーは相変わらず40階以上の高層階住戸が多い(前回11戸、今回10戸)が、
低層・中層で売りが少ない。20階台は1戸もない。高層階は不人気なのだろうか。
グローヴタワーも、17戸中10戸が40階以上で、高層階の売りが目立つ。
こちらは19階以下が1戸も売りに出ていない。割安な低層階は売れているのだろう。
相対的に高層階の比率が高まったこともあり、平均価格はどちらも前回を
上回る数字が出た。
ケープタワー
平均専有面積:約84.38平米(約25.53坪)
平均価格 :約7,669万円
平均平米単価:約90.88万円
平均坪単価 :約300.44万円
グローヴタワー
平均専有面積:約81.52平米(約24.66坪)
平均価格 :約7,814万円
平均平米単価:約95.86万円
平均坪単価 :約316.88万円
※どちらも、専有面積が120平米を超える住戸それぞれ2戸を除外して算出
ケープタワーは、前回平均平米単価は90万円を、平均坪単価が300万円を
割っていたのに、今回は超えてしまっている。
中には2階の86.62平米が6,480万円という割安な住戸もあるが、以前よりも
割安な住戸の数が減っているように見える。
逆に、前述の通り高層階の売り戸数は変わらず、最上階は3戸も出ている。
2,3年前なら、高層階は飛ぶように売れたはずだが、投資目的でこれから購入しようという動きが消えたからか、高層階と低層階で需給関係にはっきり差が出ている。
激安大特価のシティタワー品川が出てきたことで、芝浦アイランドの中古物件が今後苦戦するのは間違いない。
2ヶ月後どうなっているのか。9月は上期決算だから、法人名義の住戸がさらに放出されてくるかもしれない。ここに限らず全体的に、そこで少し価格下落の勢いが加速し、そのまま来年頃まで緩やかに価格が下がっていくのではないだろうか。
芝浦アイランドの相場(2008年5月)
芝浦アイランドの相場(2008年3月)
芝浦アイランドの相場(2008年1月)
芝浦アイランドの相場(2007年11月)