Yahooニュースでも、「首都圏マンション、4万戸割れ」という見出しでトップページに載っていたが、マンション供給が大きく減り、17年来の低水準であることが大きく報道されている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100119-00000080-jij-bus_all
個人的には、首都圏全体の供給が大きく減っていることも大きな関心事ではあるものの、同研究所のホームページに掲載されているPDF資料の内容の方が興味深かった。
特に、2009年に発売された最高額住戸と、2009年の都区部マンションの平均価格、平均平米単価。
資料によると、2009年に発売された最も高額なマンション住戸は、やはり港区で、パークコート赤坂ザ・タワー。
162.8uの住戸で4億9,000万円、平米単価が301万円とある。
2008年の最高額住戸がなんだったかは忘れてしまったけれど(港区のフォレセーヌ赤坂丹後町か、あるいは渋谷区のマンションだったか?)、2007年の最高額は港区の有栖川パークハウスの8億円(236.85u)住戸だった。
それから比べれば、大変な高額であるとは言え、かなり小粒になっている。
都区部マンションの平均価格・単価については、価格動向として表にまとめられている。
2009年は、平均価格が5,191万円、平均平米単価が79.8万円で、それぞれ対前年比12.5%、6.4%減。
単価以上に価格が大きく落ち込んでいることから、2008年よりも平均専有面積が小さくなっていることが分かる。
また、その表には2006年からの数字が載っているが、2006年は平均価格が5,149万円、平均平米単価が71.5万円となっている。
リーマンショック以降、不動産業界は深刻な状態で、価格も安くなっていると言われたりもするが、平米単価で見れば2006年よりも1割以上も高い水準。
2004年頃はさらに安かったから、今の価格水準はまだまだ高い水準にあると思う。
Yahooニュースの記事では、今後数年供給戸数は5万戸前後で推移する、という同研究所のコメントが紹介されているが、その先もし供給戸数が増えることがあれば、その後に新築マンション価格が底を打つような気がする。
自分としても、今まで何年か購入を検討しつつも様子見を続けてきたが、今後もあと数年は静観といった感じになりそう。
タグ:相場情報