今朝も見ていたら、いつも通り売れ残っている新築マンションのチラシがたくさん入っていたけれど、その中にグランスイート高輪のチラシも入っていた。
グランスイート高輪も毎週ではないかもしれないけど、しょっちゅうチラシが来るので、またいつもと同じチラシかと思ったら、表面の一番下に「新価格発表 2月6日(土)〜」とあり、109.39uの2LDKが19,500万円から11,800万円になった、ということが書いてある!
1億9,500万円が1億1,800万円ということは、ほぼ40%の値引き。
去年も郊外の新築マンションで値引きがあったり、マンション再販業者が買い取って2〜3割値引きして売るということはあったけれど、売り主が変わらず4割引きというのはそうはないし、港区の新築マンションがおおっぴらに値引きされるのは珍しい。
東急不動産が分譲していたブランズ赤坂で、1億2,980万円が9,980万円という値引きがあったが(「ブランズ赤坂 新築3,000万円値引き!」参照)、それでも値引率は3割未満。
他にもクオリア三田で、住宅購入資金サポートという表現で実質値引きが行われていた(「クオリア三田 住宅購入資金800万円サポートキャンペーン」参照)が、対象住戸は1戸のみ、値引率も15%と小幅だった。
グランスイート高輪は場所も品川から徒歩7分、高輪4丁目の好立地で、しかも40%値引きになっている住戸はワンフロア独占住戸。
元値はいくらなんでも高すぎるし、昨年10月に竣工済みにも関わらず総戸数のほぼ半分が売れ残っているわけだが、それにしてもそれがいきなり40%もの値引きというのは驚いた。
時期的に3月末の決算期前、売主である丸紅が在庫圧縮に動いたものと推測する。
チラシに載っている変更後価格は、この109.39u住戸だけだが、ホームページを見てみると、43.34uが4,930万円→3,980万円、48.28uが5,340万円→4,480万円、とも書いてある。
どちらも平米単価で90万円台前半、坪単価で310万円を割り込む価格で、2004年頃の水準か、それより少し安いぐらい。
109.39u住戸にしても、平米単価こそ100万円を超えるが、平米単価108万円、坪単価357万円で、港区の新築100u越えマンションとしてはかなり安い部類。
2003〜2004年頃は、価格水準こそ安かったものの、販売現場はどこも抽選が熾烈で、なかなか当選しなかったのを覚えている。
今回グランスイート高輪がその当時の価格水準になったが、これでもまだ苦戦するようだと、今後の新築マンション価格はその当時を下回る水準にもなり得るのではないか。
グランスイート高輪は、総戸数が15戸しかないのに専有面積が28.26uから142.78uまでと幅広く、色んな人が住人になるだろうから、面白そうでもあるが、長期的には色々物事を進めるのに苦労しそうな気がする。
ここを買うことはないだろうけれど、一度見るだけ行ってみようかな。
グランスイート高輪 所在地(青の目印)
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今回のグランスイート、個人的には値引実施後の価格で順当な金額に落ち着いたとみています。
これまでの金額が高すぎただけ。
実際の物件を見たところ、非常に狭い変形の土地を利用して建てた小型マンション、というイメージであり、外見からはお世辞にも1億以上する部屋がある物件には見えません。
1LDK3,980万、という金額が、一番納得できる部屋かもです。
おっしゃる通り、グランスイート高輪は高すぎましたね。
内装や設備面のグレードはそこそこ高いのかなと思っていましたが、建物は確かに変わった形をしてますよね。
無理して建てて、強気の販売計画を立てたら失敗した、ということなんでしょうね。
それにしても、「お世辞にも1億以上する部屋がある物件には見えません」とは・・・。
mojioさんのコメントで、ますます現地に行ってみたくなりました。