パークマンションというと、三井不動産の分譲マンションの中でも最高級のシリーズ。
葉書には、「もてなし」の美学を求めて誕生する18邸、とあり、その戸数の少なさも、価格が相当高額になることを示唆している。
ただ三田日向坂というのは、あまり聞かない気がする。
葉書にも案内会の開催場所は書いてあっても、パークマンション三田日向坂がどこにできるのかは書かれていない。
公式ホームページを見ると、オーストラリア大使館と三田会議所のすぐ北側のあたり。
綱町三井倶楽部も東南側で近い。
もうほんの少し南側の方がいい場所なような気もするけれど、いい場所には違いない(パークマンション三田日向坂より北側に行くと、下町のような雰囲気の戸建て密集エリアがあり、高級感はない)。
やや高台だし、幹線道路や首都高からも100メートル以上離れており、住環境としてもなかなかいいと思う。
ホームページには間取りも10種類載っていて、60.08uと84.60uがある他は全て100u越え。
間取りタイプは60Aとか110Cとか、おおよその広さの後にA,B,Cと順に振られていて、全てのタイプで専有面積が少しずつ違っている。
そのタイプ名から類推すると、少なくとも18戸中14戸は100u越えの間取りと思われる(例えばホームページには150Aと150Dというタイプが載っているが、150Bや150Cもあると考えられるので)。
一番広い間取りは199.58uの200Aタイプで、これだけはメゾネットになっている。
その他の間取りも一通り見てみると、共通しているのが全居室に床暖房が入っていること、そして洗面室などが非常にゆったり作られていること。
さすがに60.08uの間取りでは洗面室はそう広くないが、浴室は専有面積に対して大きめに取られているように見える。
112.44uの間取りになると洗面室の洗面台が2つになり、洗面室自体がかなり広くなる。
118.28uの間取りからはトイレも2つになっている。
間取り図を見るだけでも、グレードが高いことが分かる。
ただし、敷地自体が南北に細長い形をしているので、必然的に南側に面する部分が少なくなっている。
また、地図で見る限り、西側隣地には麻布マナーという賃貸マンションが建ち、恐らくかなり近接するので、西日はほとんどあたらないと思われる。
東側は開けているが、隣地には墓地があるので、嫌がる人もいると思う。
その他、物件概要を見て少し気になったのは、駐輪場が10台分しかないこと。
最近は自転車がちょっとしたブームのような感じだし、そうでなくても家族があれば1世帯で2〜3台自転車があることも珍しくないと思うが、この駐輪場台数はちょっと少ない気がする。
駐車場は平置き8台、機械式12台と、1戸あたり1台以上確保されている。
18戸と小規模で、高級マンションということなら、自分のような庶民にDMを送ったり、ホームページで間取りを10タイプも公開するなどしなくても良さそうなのに、と少し思ったが、積極的な情報発信の背後にはこれらのマイナス要因が関係しているのかもしれない。
とは言え立地はなかなか良いし、グレードも高い。
敷地は1,216uあるので、単純に総戸数18戸で割れば1戸あたり60u以上の土地持ち分がある(実際は専有面積に応じて違うだろうけど)。
施工も鹿島でこそないけれど、清水建設で安心感がある。
建物竣工予定は平成23年3月下旬で、販売開始予定は平成22年5月中旬とのこと。
港区で立地が良くて戸数が少なければ売れるかというと、グランドメゾン白金台のようにかなり売れ残っているところもある。
全ては価格設定次第なんだろうけれど、かなり高額になりそうな気がする。
どうなることか・・・。
パークマンション三田日向坂 所在地(中央黄色の目印)
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