まあ気長に待つかと思っていたら、先週金曜日の日経新聞折り込み広告（日経便）でミッドガーデン赤坂氷川の簡単な資料が入っていた。
資料請求した人には何も送らず、日経新聞で資料をばらまくのはどうなんだろう、という気がしないでもないが、資料の中身は物件概要と間取り図、立地を説明した資料だけで、元々物件ホームページに掲載されているもの。
今日になってまたメールが来て、事前案内会が10月29日から、ということなので詳細資料はしばらく来なさそうだ。
【概要】
総戸数135戸とそれなりの規模の新築マンション。
平成25年2月下旬竣工、同3月下旬入居予定というスケジュール。
売り主は東急不動産、モリモト、近鉄不動産で、販売代理がモリモト、東急リバブルとなっている。
東急不動産といえばブランズシリーズだが、麻布十番周辺で分譲しているコンパクトタイプの3物件は今もチラシが入り、あまり好調ではなさそうだし、数年前にはブランズ赤坂が売れ残り、20%以上の値引をしたりもしていた。
モリモトは2008年に民事再生、上場廃止となっている。
近鉄不動産はローレルシリーズを分譲しているようだが、同シリーズは港区内ではあまり聞かないのでよく分からない。
ミッドガーデン赤坂氷川の専有面積は46.27㎡～111.72㎡ということだが、資料表紙には「70㎡台中心」とある。
その他にも、資料表紙には「都心をあきらめない人々へ。」「これまでなかった都心の住まいを目指す」という見出しがあり、中にも「肩のチカラをぬいた、自然体のライフスタイルが愉しめる住まい」などと書かれている。
販売価格はまったく記載されていないが、これらの文章からは、超高額マンションではなく、比較的手頃な価格なのでは、という期待を持ってしまう。
公式ホームページを見ると、PLANのページにはなんとマンション全体の住戸ごとの専有面積、プラン名が掲載されている。
港区の新築マンションで、ホームページにここまでの情報が販売前に掲載されているのは見たことがない。
簡単には売れないと覚悟しての情報公開なのかどうかは分からないが、積極的な情報公開には好感が持てる。
そのページを見ると、90㎡以上の住戸はほとんどなく（全体で5戸だけ）、60㎡台～80㎡台ばかり。
このあたりの立地でよくある超高級マンションとは明らかに違う。
【立地】
最寄り駅は赤坂駅で徒歩6分、その他六本木駅が徒歩8分、乃木坂駅が徒歩8分、六本木一丁目駅が徒歩11分、溜池山王駅が徒歩12分となっている。
いずれの駅からも少し離れているが、その分大通りからも奥まった場所で、非常に静かそう。
スーパーなど買い物の便は良くはないが、檜町公園にも近く、意外と住環境としても良いのかもしれない。
立地面で気になるのは、六本木や赤坂見附の歓楽街が近いので、子供がある程度大きくなったときにそれがどう影響するのか分からないのと、反社会的勢力の本拠地があるらしいこと。
特に、ある組織の移転先候補として大きく報道されていたビルは、ミッドガーデン赤坂氷川建設地の目の前（2年程前の記事参照）。
実際は移転はとりやめになったようだが、気持ちのいいものではない。
実生活で影響を受けることはまずない気がするし、気にしていたらきりがない部分もあるが、そういう心配のない場所の方が良いに決まっている。
【間取り】
新聞に入っていた資料には、4種類の間取り図が同封されていた。
67.14㎡、75.96㎡、86.27㎡、111.72㎡の4種類で、75.96㎡までが2LDK、86.27㎡からは3LDKになっている。
いずれの間取りも各部屋はきちんと四角く、時々見かける変な形をした部屋やバルコニーはない。
ぱっと見て思うのは、いずれの間取りも寝室が少し離れた場所に配置されていたり、隣接していても間にクローゼットを挟んであって、プライバシーの配慮がなされていること。
また、少し柱が部屋の隅に出っ張っていたりはするが、いずれも廊下面積は小さめで、デッドスペースが少ないように思う。
逆に少し気になるのは、トイレに手洗いシンクがないように見えること。
最近の新築マンションではついていて当たり前なので、それがないとすると、グレードがちょっと低いことになる。
【共用施設など】
ホームページのマンション全体プラン図を見る限りでは、建物内にはラウンジ以外の共用施設はないように見える。
マンションの規模からすれば、集会室や多目的室といったスペースがあってもおかしくはないが、コストを抑えているものと思われる。
駐車場は54台分、駐輪場は135台分、バイク置き場は9台分とのこと。
【周辺相場】
ミッドガーデン赤坂氷川から東に約200メートルのところに、ブランズ赤坂があるが、2008年の分譲で80.22㎡住戸が1億2,980万円で売れず、9,980万円に値下げされていた。
南側には、新築販売価格が2億4,000万円台～10億5,000万円台のパークマンション六本木や、中古だが237.27㎡で3億7,800万円、325.29㎡で5億3,000万円で売られていた赤坂氷川町パークマンションなどがある。
【所感】
チラシやホームページを見る限り、少なくとも超高級マンションではなさそう。
むしろ、額面通り受け取ると、少しグレードは落とす代わりに割安で売りますよ、という感じ。
肝心の価格はまだ分からないが、価格次第では魅力的なマンションかもしれない。
ただ、立地面がやはり気になる。
特に、家族で住むことを考えると、なかなか購入には踏み切れない。
チラシでは子育てを少し意識した写真が使われていたり、間取りもファミリー向けとも言えるが、この場所にはそぐわないような気もする。
これが白金台とかにできるマンションならすごく良いと思うが・・・。
ミッドガーデン赤坂氷川 所在地（中央青の目印）
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タグ：新築マンション
立地はいいなと思いますが、駐車場
も少ないのですね。
コメントありがとうございます。
コストダウンのためなのか、確かに駐車場は少なめですね。
「高級を新しくしようと思う」というようなコピーや、60.02㎡～111.72㎡で5,800万円台～1億5,000万円台という価格帯からも、今まで赤坂エリアで買っていた人たちとは少し違う層を狙っているのかなと思いますが、具体的にどういう人たちなのか、少し分かりづらい気がします。