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2012年03月31日

あのシティタワー品川が中古で売りに出た

2週間ほど前の新聞折り込みチラシに、シティタワー品川の最上階住戸が掲載されていた。
73.89uで4,660万円。
平米単価63万円、坪単価208万円ということになる。
山手線の外側で、埋め立て地ではあるが、港区の築浅タワーマンションとして考えれば割安なのかもしれない。

だが、シティタワー品川は、土地権利が定期借地権(存続期間72年)のマンション。
そして、分譲当時破格の安値で話題になったマンションでもある。



専有面積約73〜114uに対し、価格は2,247万〜4,347万円、坪単価が約120万円だったもよう。
最上階の80u住戸でも坪単価は137万円だったようなので、今回売り出されている住戸も、分譲当時は2,000万円台か、せいぜい3,000万円程度と思われる。
インターネットの掲示板「【住民版】シティタワー品川その11」には、この住戸は地権者住戸で、分譲当時より2,000万円高い、というようなことが書かれている。

もし本当に2,000万円上乗せされているとすると、これで成約すれば分譲後数年で価格が約1.75倍になったことになる。
定期借地権マンションで、こんなに値上がりするマンションは他にまずないだろう。
今もまだ成約していないようなので何とも言えないが、この価格で売れるのだとすると、なんというか、すごいなあ、という言葉しか出てこない。

転売目的の購入を防ぐため、分譲時には購入後5年以内の転売・賃貸禁止、法人名義での登録は受け付けないなどの条件が課されていた。
まだ分譲時の販売から3年半程度しか経っていないので、今まで中古で売り出されているのは見たことがなかったが、今回は地権者住戸ということで、転売禁止の制約がなかったのかもしれない。

来年秋には5年が経過し、大量に売り出されると思われる。
どのくらい売りに出るか分からないが、総戸数が828戸もあることを考えると、10〜20戸売りに出てもまったくおかしくない。
住んでいる人の中には、購入後に東日本大震災を経験し、内陸部あるいはエレベータが止まっても平気な低層マンションや戸建てに引っ越そうと考えている人もいるだろうし、定期借地権ということもあるから、もっとたくさん売りに出るかもしれない。

それぐらいまとまった戸数が売りに出るとなると、今回よりも安い価格水準で売り出される可能性もあり、周辺のマンション相場もそれにひきずられて下がるかもしれない。
それを受けて、港区全体でマンション価格が下がってくれると、買う側にとってはありがたいが、自分が今所有しているマンションも値下がりするわけで、複雑な気分。

それにしても、シティタワー品川の住民版マンション掲示板には色々と興味深いことが書いてある。
総戸数が多いと、割安な管理費で充実したサービスを受けられるなどのメリットもあるが、デメリットというか弊害もあることを再認識した。



シティタワー品川 所在地(紫の目印)

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posted by さるうさぎ at 22:18 | Comment(1) | TrackBack(0) | 港南・芝浦・台場の物件 |edit
この記事へのコメント
すごい〜^^
Posted by kamochan at 2012年04月07日 19:45
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