平成18年8月築とのことで、できてまだ1年ほど。
「ザ・タワーズ台場イースト」と名前も複数形になっているように、
実際はイーストとウエストのツインタワー。
専有面積106.89平米、価格は19,800万円。
ここまでくると、もう何も言えない。高すぎる。
最上階のペントハウスとはいえ、埋め立て地で海のすぐそば。
大地震だけでなく、潮風での劣化も怖い。
ネットで検索してみると、分譲時の価格は、1,990万円〜21,000万円のようだ。
部屋の広さは、30〜177平米。当然177平米が21,000万円だろう。
https://www.sumai-surfin.com/search/re_info-1532.html
タワー型マンションは、大きい部屋ほど仕様もハイグレードで、
坪単価も高いことが多いから、これもそうだと仮定すると、
分譲時は最大でも平米単価約119万円、坪単価約392万円。
ところが、今回のチラシの価格だと、
平米単価は約185万円、坪単価は612万円!!
同じチラシに載っている高輪ザ・レジデンスをあっさり上回り、
アクシア麻布に迫る高価格。
完成したのは去年だが、分譲開始は前掲URLによれば、
平成16(2004)年の7月とのこと。
分常時価格はそのときの価格だから、3年間で約1.7倍の価格になった
(売れたとは限らないが・・・)ということだ。
まあ、2004年からの値上がり幅だけを見れば、
港区内ではごく普通だろう。
ただ、都心の不動産価格高騰は収益還元法の普及による
不動産鑑定方法が普及したことであって、バブル期のように
あらゆる土地・不動産が値上がりするわけではない。
このザ・タワーズ台場イーストが高い賃料で貸せるかというと、
個人的には疑問だ。
都心へのアクセスもよくないし、埋め立て地だ。
これがホテルならいいかもしれないが、ここに長期住む気には
あまりならないのではないか。
いくら眺望がよい最上階とはいえ、埋め立て地とそうでない場所で
坪単価がほとんど同じというのは理解できない。
都心部は賃料を見れば価格もそう高くないことが多いが、
これは明らかなバブルだと思う。
[2007年11月15日追記]
どうやら台場では唯一の分譲マンションということで人気があるようだ。
銀行窓口が近くにないことを除けば、生活の上でも便利、という声もある。
しかし、お台場の商業施設には最近中国人が急増しており、数年前に比べて
大きくイメージダウンした感がある。
ザ・タワーズ台場イースト所在地(赤の目印)
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