今日来たチラシは、例のM・A・I・Dという怪しげな業者のもの。
物件はペアシティミューゼ高輪という、聞いたことのない物件。
ペアシティとつくから、ペアシティルネッサンス高輪80と同じシリーズだろう。
物件概要を見ると、総戸数が10戸と書かれている。
それだけ戸数が少なければ滅多に中古物件も出回らないだろう
(注:この後2住戸売りに出て、同時に3住戸が売り出し中に。
詳細は末尾の追記部分)
6階建ての最上階、専有面積は155.35平米と広い。間取りは2LDK。
ルーフバルコニーも67.17平米と広い。
チラシには三方角部屋と書かれており、確かに北・東・南向きの
窓があるのだが、ルーフバルコニーは西側にあるので、
四方角部屋といっても良いぐらい。
築年月は平成元年11月、バブルまっただ中。
平成だとなんとなくまだ新しい感じがするが、
もう築18年以上経過したことになる。
肝心の価格は1億4,300万円。平米単価で約92万円、坪単価で約304万円。
この広さで、平成築で平米単価が100万円を割り込んでいるのは
安い価格設定のように思う。
場所は泉岳寺駅と品川駅の中間よりやや泉岳寺駅より、
第一京浜から少し高台側に入ったところ。
ライオンズマンション高輪のはす向かい。
例によってチラシに掲載の物件所在地地図は少し不正確。
間取り図を見ると、浴室とトイレがそれぞれ2つある。
特にトイレはどちらも浴室と同じぐらいの床面積に見える。
ゆったりしていていいと感じる向きもあるかもしれないけど、
こんなに広くなくていいよ!と思う人もいるだろう。
しかも、これらの浴室とトイレは南北縦一直線に並んでいる。
普通はトイレ1とトイレ2は少し離れているものだけど・・・。
間取りは南北にやや細長い形で、西側の真ん中に玄関がある。
入って左(北側)に行くと主寝室、二つの浴室・トイレ。
トイレのうち一つは主寝室に直結で、洗面室もかねている。
玄関の正面がキッチン、右(南)側がLD。
LDの西側にはぴょこんと飛び出るような形で5.7帖の居室があり、
さらにLDとその居室の南側から居室のさらに西側にかけて
前述のルーフバルコニー。
バルコニー面積の大半は西側で、南側はあくまで
西側に行くための通路といった感じ。
台所は作業スペースの多そうな、使いやすそうな形。
ルーフバルコニーまでが遠いのが残念なところ。
また、広さの割に収納スペースは少ない。
浴室は二つもあるが、3人以上の世帯が住むのはイメージしづらい。
子どもが独立した夫婦がゆったり老後を過ごす、そんなイメージ。
駐車場は空き有りとあるが、なんと月額6万円!
管理費も月額9万9千円で、修繕積立金も月額4万6,600円!
もし駐車場を使うとなると、合わせて20万円以上になる。
さすがにバブル期に作られただけのことはある。
ドムスシリーズのような豪華絢爛さがあるのかどうか。
・・・と思って検索したらすぐに写真が出てきた。
http://www.paircities.co.jp/gallery05/index.html
エレベータホールは壁一面木目調。1階も「ギャラリーロビー」と書かれている。
まさにバブル。
今週末の3連休にオープンルーム(午後1時〜4時)実施とのこと。
見てみたい気はするが・・・さすがに億ションのオープンルームには行きにくい。
[2008年1月12日追記]
今朝のチラシに、なんとこのペアシティミューゼ高輪が2物件も売りに出ていた。
総戸数が10戸なのに同時期に3物件も売りに出るのというのは尋常じゃない。
何かあったのか、それとも3物件とも所有者が同じで、
同時に手放す必要があったのか。
今朝新たに売りに出たのは171.43平米で1億7,800万円の物件と、
227.09平米で2億円の物件。ともに所在階は3階。
どちらも現況空室で即引き渡し可の仲介物件と書かれている。
この二つは同じ所有者、あるいは親族といったところだろうか。 この広さで平米単価100万円程度の価格も、売り急いでいるということか。
[2008年1月19日追記]
今朝の新聞折り込みにも、おなじ3物件が載っていた。
ただし、171.43の物件は値下がりし、1億6,000万円になっていた!
こうなると、3物件とも平米単価100万円を下回ることになる。
これだけ広い港区の物件が平米単価100万円を切っているのは以上だし、
総戸数10戸のうち3戸が同時期に売られていることも、
この価格で買い手がつかないこともおかしい。
この物件で何かあったのではないか、とますます気になってくる。
東高ペアシティミューゼ高輪 所在地(黄色の目印)
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