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2008年03月04日

ザ・ハウス南麻布

この前の土日に新聞折り込みで入っていた広告に、ザ・ハウス南麻布の
物件が2件も載っていた。
チラシ発行元は三井不動産販売。
ザ・ハウス南麻布の写真も載っているが、新しめで、そう大規模でもなさそう。
それが同時期に2物件売りに出ているというのは気になる。

【概要】 
チラシによると、築年月は平成16年7月、10階建てで、分譲会社は野村不動産と
ニチメン、施工会社は三井建設と前田建設の共同企業体。
また、ネットで調べたところでは、総戸数は119戸。意外と多い。
同じくネットによると、分譲時価格は8,900万円〜12億7,000万円(!)、
専有面積は81.2平米〜425.1平米とのこと。

今回売りに出ている物件は、5階で143.43平米、3億4,800万円の住戸と、
3階、186.16平米で4億3,000万円の住戸。
単価を出してみると、前者は平米単価243万円、坪単価802万円。
後者は平米単価231万円、坪単価764万円。
価格こそ3階物件の方が高額だけど、単価は5階の方が高くなっている。



【立地】
住所は南麻布5丁目、広尾駅から徒歩4分。
地図を見ると、外苑西通りから少し入った場所にある。
ちょうど外苑西通りを挟んで広尾ガーデンヒルズの反対側。

有栖川宮記念公園も恐らく徒歩2,3分。
歩くと少し時間がかかりそうだけど、都立広尾病院など医療施設も充実。
ナショナルアザブやザ・ガーデンなど、魅力的なスーパーもある。
超人気エリアだけあって、生活する上では便利この上ない、といった感じ。

ザ・ハウス南麻布の敷地は、元々セゾングループ所有の米荘閣という施設
(要は堤義明の別邸)のあったところ。

【間取り】
5階の方は2LDK、3階の方は3LDK。
どちらもLDは約25帖で、5階の方は西向き、3階は東向き。
トイレが二つ、洗面室の洗面台が二つ、浴室は一つというのも同じ。
寝室の大きさは1割ほど3階の方が広いが、ほぼ同じ。
バルコニーもともに10平米未満で、広くない。

3階物件が大きく違うのは、和室(5帖程度か?)があるのと、
キッチンが11帖と広く、収納が非常に充実していること。
収納部分だけで30平米ほどありそうに見える。

また、5階の方はそう変わった間取りでもないのだけれど、3階の方は、
洗面室にウォークインクローゼットか台所のどちらかからしか行けなかったり、
間取りの形も少しいびつな形をしていて、少し変わってるなという印象。
元々のプランに大きく手を入れているような気がする。

【共用施設など】
チラシによれば、休憩室、ゲストルーム、ダイニングサロン、キッチンスタジオ、
ゴルフラウンジ、ゴルフレンジなどがあるとのこと。
ゴルフラウンジとゴルフレンジというのはあまり聞いたことがない気がする。

また、「ホテルオークラ派遣のコンシェルジェデスクが朝7時〜夜9時まで
1名ないし2名駐在しており、クリーニングからホテルオークラのケータリング、
タクシーハイヤー、・航空券に至るまで、ホテルオークラと同じサービスを
受けることができます」とのこと・・・!
管理費・修繕積立金は、合わせて5階が約7万3千円、3階の方は9万5千円ほど。
そこにこのコンシェルジェ派遣料も入っているということか。
お金がある人にとってはありがたいサービスだろう。

駐車場は、両住戸とも専用使用権付きの機械式駐車場が1台分あるとのこと。
料金は月額4万5千円〜4万8千円。

【所感】
場所が場所なだけに、共用施設やサービスもすさまじい。
もっと有栖川宮記念公園寄りの方が、ナショナルアザブにも近くて
いいのかもしれないが、まあとにかくすごい立地。
もっと狭い住戸で、今後中古相場が暴落したら住めないかな・・・
分譲時価格を割り込むまで下落すれば、一番狭い部屋はいけるな・・・
などと皮算用してしまう。一度住んでみたい。

写真では、マンションの前に電線が大きく写っている。
港区は、高級住宅街でも電線の地中埋設化が全然進んでいない気がする。
たぶん計画はあると思うけど、早急に埋設して欲しい。



ザ・ハウス南麻布 所在地(黄色の目印)

大きな地図で見る
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posted by さるうさぎ at 23:14 | Comment(4) | TrackBack(0) | 広尾・南麻布の物件 |edit
この記事へのコメント
さるうさぎさん、こんばんは。

先日、有栖川パークハウスの記事にコメントさせていただいたTomoです。

とても丁寧な返信、ありがとうございました。


実は有栖川パークハウスのと同じ日に、ザ・ハウス南麻布の住民の方をお二方、そしてコンシェルジュの方とのやり取りをも目にする機会がありました。

こちらもなかなか品を感じる女性でしたが、あのエリアの分譲マンションは六本木ヒルズやミッドタウンなどの高級賃貸などと比べていわゆる「バブリー感」がない分(?)、本当にあのエリアの価値を理解している方が住まれているのかなと思いました。

また、コンシェルジュの方とのやり取りもチラチラ盗み見をしていたのですが(笑)、さすがホテルマンといった、柔和かつ機敏な対応をされていました。

マンションの外観も立地も、個人的には有栖川パークハウスよりも好きな物件です。

ただ、ナショナル麻布までは距離と坂を考えると徒歩というわけにはいかなさそうですね。
かといって、あの距離で毎回、機械式から車を出すのは面倒ですし・・・

このクラスの物件に住まれる方はタクシーを使われるのでしょうけれど、程遠い庶民としては、毎回の買い物にタクシーはもったいないなぁ・・・などと感じてしまいます(笑)

調子に乗って、長文コメントを連投してしまいすみませんでした。


p.s. 以前の青山パークタワーの記事なども面白く読ませていただきました。
渋谷区や千代田区のあまり現実味がないような物件もたまに取り上げてくださると嬉しいです(笑)
Posted by Tomo at 2009年11月11日 04:19
Tomoさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

ザ・ハウス南麻布は、港区内でも屈指の高額物件ですよね。
六本木ヒルズなどに比べて、世間一般の知名度は低いものの、立地はやはりいいので、本当にレベルの高い方が住んでいらっしゃるのではと推察します。

改めて地図を見てみましたが、確かにナショナル麻布には行きにくいですね。
私だったら、自転車で一度外苑西通りに出て行く気がします。
住人の方はどうしてらっしゃるんでしょうね。

もしかしたらコンシェルジェの方が、ネットスーパーが届けに来た食材を預かってくれたりして。
あるいは、毎晩ケータリングを呼んでる・・・なんてことはさすがにないですかね。
お手伝いさんが買い物に行くぐらいは普通にありそうだな、などと色々空想が膨らみます。

長文コメントまったく問題ないです、大歓迎ですよ!
またぜひコメントお寄せください。

他区のマンションも、色んな意味で気になるものがあれば、取り上げようと思います。
Posted by さるうさぎ at 2009年11月12日 00:08
しかしこのマンションの入り口前は電線が酷いですよね。
世間では南麻布=高級のイメージが独り歩きしていますが電線だらけの街路はとにかく酷く、イメージと現実が大きく乖離しています。

港区は主要な幹線道路でさえ無電柱化されていないところが多く、こういったマンションの周囲にある生活道路の無電柱化計画は今のところ無いはずです。

最大の原因は、日本人の無関心だと思います。
日本以外の先進国で高級を売りにした建物の周囲に電線があるなんてあり得ない事ですし、電線が前面に垂れ下がっている物件などみすぼらしいので売れません。

ところが日本人のほとんどが生まれたときから電線の無い場所で暮らした事が無いため、電線があって当たり前だと思っているのか、住民が行政に無電柱化を働きかけるなんてこともしません。

これくらいの高額物件なら、建設の際自費で周辺道路の電線地中化をしても良かったのではと思うんですが・・・
Posted by 電線ジャングル東京住民 at 2010年02月08日 16:57
電線ジャングル東京住民さん、初めまして。コメントありがとうございます。

なぜ港区は高級住宅街が多いにも関わらず、電線が地中に埋設されていないのか、私も甚だ疑問に思います。

景観に対して意識の高い人も多いでしょうし、電線地中埋設化を希望する人も多いと思いますが、それでも行政に働きかけていないとすれば、原因は国民性ですかね・・・?

私の近所では、幹線道路ですが数年前から電線地中埋設化を進めています。
まず幹線道路から初めて、それから生活道路、ということかもしれませんが、いずれにせよ早く地中化してほしいですね。
Posted by さるうさぎ at 2010年02月08日 23:52
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