なぜか5月はチラシで入ってくる情報が少なかったので、アールイー不動産の
ホームページで閲覧できる中古マンション一覧を元に出してみた。
5月31日時点のデータを見ると、高輪ザ・レジデンスは22戸売りに出ている。
そのうち1戸はまもなく契約、また2戸は2週間以内に新しく売りに出たものらしい。
5月1日時点では21戸売りに出ていたから、いくつか売れたり、
また売りに出されたりして常時20戸程度売り出されているような感じだろうか。
その22戸の専有面積は、42.55平米から224.19平米。
所在階も低層階から高層階まで様々で、平米単価も大きく違っている。
単純にそれら全ての平均を出すと、
平均専有面積:約100.55平米(約30.42坪)
平均価格:1億5,258万円
平均平米単価:約152万円
平均坪単価 :約502万円
となる。
前回と比べると平均専有面積が2割以上、平均平均単価も数%低下している。
前回は200平米越えが4戸あり、そのうち1戸は285.25平米もある住戸だったが、
その住戸が今回はなくなっているから、その影響だろう。
前回と同じように、60平米未満の相対的に狭い住戸と、120平米を超える広めの
住戸を除外して平均を出すと次のようになる。
平均専有面積:約86.86平米(約26.28坪)
平均価格:1億2,479万円
平均平米単価:約144万円
平均坪単価 :約475万円
前回と比べると、どの数値も微増している。
少なくとも、前回より相場が値下がりしているわけではなさそうだ。
ただし、以前から売りに出続けている住戸の価格を個別に見てみると、
84.31平米、3月1億3,950万円→今回1億1,900万円
105.59平米、3月1億8,480万円→今回1億6,500万円
208.79平米、1月4億1,800万円→3月3億6,800万円→今回3億5,000万円
213.52平米、1月4億6,300万円→3月3億9,400万円→今回3億4,800万円
など、軒並み大きく値を下げている。
特に213平米の住戸は、価格で見ると1億以上値下がりしている。
それでも売れ残っているわけだから深刻だ。
タワーマンションは今年も港区で供給が続くし、中古物件の売り物も多いし、
それでいて相変わらず価格は高めだし、
一時日本各地で地震が続いた後に四川大地震が起きて、地震が心配になった
人もいるだろうし、しばらくタワーは厳しい状況が続くのではないか。
高輪ザ・レジデンスの相場(2008年3月)
高輪ザ・レジデンスの相場(2008年1月)
高輪ザ・レジデンスの相場(2007年11月)