今週月曜日発売の週刊エコノミスト2007年12月11日号に、
「マンション急騰」という特集が載っていた。
最初の記事の見出しには、「『買い時』は今か」とも書いてある。
個人的には今は様子見で、機が熟すのは来年から2年後あたりと思っているので、
どれどれと読んでみた。
しかし内容がまったく腑に落ちない。今が買い時である理由については、
・マンション価格は頭打ちで、郊外は下げ始めることが予想される。
しかし、条件の良い物件は高価格で推移すると思われる。
・金利先高警戒感は弱まっているが、だからこそ今が買い時とも考えられる。
と、価格とローン金利の二点を挙げている。
価格については確かにその通りかもしれないが、好条件の物件が
今より高騰する可能性は低いと思う。
別に今でなくても、来年でも再来年でも、何ら問題ないのではないか。
金利については、なぜ「だからこそ」なのかというと、しばらく低金利だから、
変動金利で借りられるじゃん、ということのようだ。
が、そのすぐ後に変動金利で借りるリスクも色々書かれており、
むしろ変動金利で借りない方が良い、ともとれる。
結局なぜ今が買い時なのか、さっぱり分からない。
執筆者の肩書きは不動産ジャーナリストとなっている。
デベロッパー等から、買いをあおるような記事の執筆を依頼されたのかもしれない。
週刊エコノミストは2006年9月26日号でも、「買い時マンション」と題した特集を組み、
「マンションの『買い時』は最終段階に入った』とまで書いている。
どうもマンションの購入を煽るような記事が目に付く。
特集内の別の記事で、港区に関して二つ興味深いことが書いてあった。
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posted by さるうさぎ at 00:05
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